新婚旅行は、キューバに行きたい。
バレーボールをしていた小学生の時、一番憧れたチーム。
でも、世の中には、新婚旅行にブルキナに来る夫婦もいる。
「あき」と「たく」。
大学で、一緒に国連研修に参加して以来、彼女と友達。
そして、8月に結婚した2人は、はるばるやってきた。
ブルキナに来るのは、ちょっとハードルが高い。
①黄熱病予防接種が必須
②大使館でビザを取得
③マラリア予防
④飛行機 ※2人は、バンコク-パリ-ニアメ(ニジェール)を経由
⑤「地球の歩き方」とか、「るるぶ」とか、存在しない
が、旅慣れた2人は全てをクリアし、更に「ニジェール川を下りたい!」ということで、陸路でマリにも行って、ブルキナも横断して、ウンデまでやって来た。
楽しい時間をすごしました。
かごバック収集家の彼女と、戦利品を並べてシエスタしたり。
マニアの彼女いわく、ブルキナのそれは性能がいいらしい。
3人で音楽会したり。マラカスとジャンベと。
そして、2人の希望で、以前私が行った図書館を訪問し、「折り紙教室」。
たくさん持ってきてくれた本と折り紙。
50人を超す子どもに、小物入れや紙飛行機を伝授。
「線まで折る」とか、「ここを開く」とか、「反対側も同じ」とか本当に難しい。
でも、フランス語で根気強く2人は教えた。
飛行機を飛ばした時子どもが喜んでくれたことが嬉しかったと、彼は言ってくれた。
この、村に住む子供たちは、2人の訪問をとても歓迎してくれた。
3泊4日のウンデ滞在中、2泊は深刻な停電に見舞われた。
電気も扇風機も夜11時までつかなかった。
さらに、彼女は3泊目に急に体調を崩した。(しかもその停電の中)
それは、私が2ヵ月で体験した全ての病気を集約したくらい辛いものだった。
せっかく来てくれたのに、申し訳ないです。
でも、夜通し介抱する彼。荷物を全て抱える彼。
彼の腕にもたれる彼女。「痛い」をそのままに伝える彼女。
"健やかなる時も 病める時も"2人は一緒。
自分の全てを出し合って、全てを受け止め合って、格好つけずに。
それが夫婦っていうものなんだなぁ・・・と思いました。
あき。たく。
来てくれて、本当に、ほんとうにありがとう。
お似合いです。
簡単に「遊びに来て」とは言えませんが、皆様お待ちしてます。