月曜日。
登校する子ども達が、一人一本大きな薪を担いでいた。
火曜日。
登校する子ども達が、一人一つ小さな鍋を持っていた。
給食が始まったのだ。
小学校で働く隊員の話では、先週突然大きなトラックが乱入。
大袋に入った米と豆を置いていったらしい。
「こめー、こめー!」の大合唱で授業にならなかったそうだ。
これは、政府から届いた。
アメリカやNGOの支援なのだと、ブルキナベは言っていた。
1日2食しか食べない子もいるから・・・と。
米と豆。
ということで、メニューはブルキナでは一般的な豆ご飯。
おばちゃん2人が、子どもが持ってきた薪で、大きな大きな鍋で作った。
超重要ミッション進行中。
クラス108人分のお昼ご飯は、4人の手に委ねられた。
教室では、ずらりと並べられた小さな鍋に先生が分配していく。
忘れたのか、鍋がないのか、ビニール袋に入れてもらう子も。
いやぁ、とにかく大騒ぎ。
日本の中学校では、
やっぱりカレーは人気。
ひつまぶし、ラーメン、パエリア。
マンゴープリンやタピオカココナツ。
国際色豊かで、
目にも鮮やかな給食。
栄養とカロリーと見た目。
全てを熟慮した日替わりメニュー。
それでも、毎日余ってしまう。
特に、冬の牛乳。
魚、野菜、豆料理。
そして皮のついた果物。
(「剥くの、めんどくせーもん」らしい)
私が見た3日間。
ここの子ども達のメニューは、
毎日この豆ご飯。
それでも、毎日、満面の笑み。
毎日、大興奮。
一度帰宅して午後からまた授業。
その帰り道、何度もフタを開けては
ちょっとずつ食べちゃう。
そして、そんなに沢山あるわけでもないそのご飯を、
「ミカ、食べる?」
って分けようとしてくれる。
(もちろん、貰わない。我慢する。)
この豆ご飯も、材料なくなり次第終了。
3ヶ月か、長くて4ヶ月か・・・。
これが、この国の給食。
日本の小・中学校のみなさん。
余らせないでクダサイ。
捨てないでクダサイ。
食べられることは、こんなにも恵まれたことなんです。