今日の午後は雨だった。
雷が鳴り、それなりに激しく降ったし、止まない雨だった。
結果的に、職場に行けなかった。
『やれなかった。やらなかった。どっちかな。』
相田みつを様。
今回のケースは、物理的に、状況的に、『やれなかった:行けなかった』んです。
道は無くなっているし、汚濁の水溜りを強行突破したら、また足の指が腐る・・・。
という言い訳をしつつ、自宅にて雨季を感じる午後。
先週、配属先の大元、農業水利水産資源省の大臣がやってきた。
当初、私のNERICAのサイトなども訪問する、ということで必死にレポートを書いた。
同僚達も、担当場所についてのレポート作成で職場はてんてこ舞い。
が、1週間後、時間の都合上、大臣は1村のみの訪問となった。
なんじゃ、そりゃー・・・。
このレポートは?あんなにダメだしされたストレスは?
同僚達も、半分失望、半分歓喜。
ま、仕方ない。
配属先は上記省庁の県局にあたる。
大臣がやってきたのは、同県ながら、ウンデから35km離れた村の稲作サイト。
職員はみんな参加。10時前に出発。
坐骨神経が痛む距離ながら到着。
「ところで、大臣は何時に到着するの?」
「14時だってさ。」
先に言ってよー!
お店も、露店も何も無い村で、4時間何をしろと?
別に掃除や椅子並べなどの会場準備もない。
座ってみたり、寝てみたり。
ブルキナの1年間で身についたことは、何も無い時間の過ごし方かもしれない。
とにかく、村人や農業関係者が200人近く集まり・・・
10台以上の車が連なって、大臣が到着したのは結局15時。
全員で花道を作り、大臣やゲストは握手をしていく。
ちなみに、緑の服の男性が大臣。
田の横で立ったまま、生産者の説明を聞き。
移動して木陰で円形に立ったまま、色々な人の挨拶を聞くこと1時間。
御一行は、再び車に乗り込み、首都へと帰って行った。
偉い人が来るというのは、大変だ。
大臣は、日本のボランティアがいる、ことにとても喜んでくれた。
長い一日ではあったけれど、それを大きな収穫としよう。