ウンデは、レストランが少ない。
どこも、同じメニュー、オーソドックスなブルキナ料理しかない。
たいてい、3、4品の炭水化物。
それすら「今日は終わった」と言われることも多々。
私は、「最初から用意してなかったのではないか」と疑っている。
そんなウンデ一押しの屋台的なお店を紹介したい。
かつて、ブルキナの同期隊員に聞いた「ウンデのいいとこランキング」にもランクインしている。
土製のオーブンで焼かれた、豚。
10時くらいに店を通ると、「本日の豚」の最後の生き姿を見ることができる。
12時くらいにいくと、オーブンから出されるところ。
出されてから20分を越すと、もう完売、閉店となる。
他にも豚屋はあるけれど、
このお店は2種類の
ソースが素晴らしい。
1つは、粉唐辛子、
スンバラ(大徳寺納豆みたいなもの)、
マジー(固形コンソメ)、
塩などのスパイスを
臼で打った香辛料。
もう1つは、たまねぎ、トマト、きゅうり、青ネギに、
生のニンニクと唐辛子(ハバロネ並み)を混ぜたもの。
オーブンから豚が運ばれる頃には、お客さんが手薬煉を引いて待っている。
もちろん、みんなキリスト教徒のようだ。
フォークでお目当ての塊を選んでいる。
一塊(200gくらい)が500FCFA。
私は一人では食べきれないくらいの量。
ちなみに、鶏丸ごと一羽焼きが2000FCFA。
順番を守る、ということがまずないブルキナベはみんながあちこちから塊とお金を差し出す。
でも、「今日はミカが一番最初に来たから」と大将は一番に切って包んでくれた。
みんなに「Bon appetit!」と見送られ。
今日も、おいしい!
日本じゃ草食系男子が流行っていたけど、今日の私は肉食系女子。
でも、食後はニンニクと唐辛子が主張する。
人に会えなーい。しゃべれなーい。
と可愛い子ぶって、今日の午後も大口開けて笑ってきました。
一食の価値、大いにあり。
皆様のお越しをお待ちしています。